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笹幸恵
2020.8.21 12:48日々の出来事

地方のビジネスホテルの朝食

舞鶴に出張。
到着日、まだ夜の8時だというのにあたりは真っ暗。
もともとそうなのか?と思ったけど、
舞鶴在住者に聞いてみると、飲み屋が集まるような
ところも閑散としているという。
本人も、「このご時世で飲みに行けないよ~」と
嘆いていましたが、地元の人が行かないんじゃ、
本当に地方の飲食業はやっていけないだろう。
ホテルの窓から町を見渡しても、人っ子ひとり
歩いていない。

ホテルの対策もすごい。
マスク着用の義務付け、フロントはビニールかけてあるし、
ルームキーと一緒に除菌シートを渡される。
いや、私はレディース特典のスキンケアセットが欲しいぞ。

朝食時の対応も進化(?)していた。
以前、「淑女我報」でビジネスホテルでの朝食の様子を
話したのだけど、今回は、こんな感じ。

朝食会場に入る前のアルコール消毒(もちろんマスク必須、取りに戻る羽目に)。
利き手のみビニール手袋。
ビュッフェだけど、好きなの取って弁当箱に詰めて、
自分の部屋で食べてね、という形式。

部屋に持ち帰った朝食↓↓↓

容器の使い捨てが半端ない!
カップにはジュースとコーヒーを入れた。
本当は味噌汁も入れたかったけど、
カップが3つになってしまう。
容器がもったいないと思って我慢した。

万全の対策をということなのだろうけれど、
舞鶴の感染者は、この時点でなんとたった1人!!!
昨日、新たに1名「感染」者が出たという報告が
あがっていたけど、最初の人がもう退院しているから、
やっぱりたったの1人!!!

地方に行って、コロナ対策の異常さを
まざまざと実感した。
一体何なんだこれは???
コロナのせいで飲食業がつぶれる、どころか、
それに連動して他の業態も対策費用が掛かりすぎ、
やっていけなくなるのでは?
こんな状態が続けば、地方は息ができなくなる。
町そのものが消滅してしまう。
笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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